沖縄のコーヒー農園[中山コーヒー園]に行ってきました

coffee


チェリーを見てみたい

私の経営しているカフェでは提供するコーヒーの自家焙煎もしていて、生豆は日々目にしているのですが
その前のコーヒーチェリーは見たことがありませんでした。

コーヒーは木の状態から一杯のカップに注がれるまで、工程がものすごく多く複雑なので本やインターネットの情報から知識は得られても実際には分からないことが多いです。

コーヒーの木がつける果実、コーヒーチェリー、そこからコーヒー豆が取れる、ということは分かるものの、チェリーがどのようになっていてどのような工程でコーヒーになっていくのか…いまいちピンときていませんでした。
精製の種類も数パターンあり、何のための工程なのか、チェリーがどういう構造なのかがやはり分からないので調べても釈然としないでいました。

コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれるエリアにある国でしか栽培、生産出来ないと聞いていたので日本で栽培されていると知った時は驚きました。

毎日淹れているコーヒーがどのようにして出来ているのか
いつか実際にコーヒーチェリーを見てみたいと思っていたので、沖縄で、日本で見られるならぜひ行こう!と早速行くことにしました。


沖縄のコーヒー農園

沖縄でコーヒー農園の見学を出来る場所は何ヶ所かあるようで、口コミやらスケジュールやらいろいろ検討し「中山コーヒー園」というところにしました。
雑誌でも紹介されていたようです。

早くから予約しておくか迷ったのですが当日雨だと嫌だなぁと思い、観光シーズンでもなかったので直前に予約することにしました。

農園までの道のりはどんどん山道へ、細くなっていき、合ってるか心配になりながらも所々立て看板があるので大丈夫でした。

到着したらまず農園の散策
コーヒーの木や沖縄ならではの植生をガイドの方が説明しながら案内してくれます。
そんなに広くなく20分ほどで周れました。

いろいろな品種のコーヒーの木がエリアごとに何種類も植わっていました。
木というには低く細い木が多いのが意外でした。収穫のしやすさのために2~3mほどの高さにしているそうです。
植えたばかりという赤ちゃんの木も。

ただやはり必ずしもみんな順調に育ってくれるわけではないようで、ブラジルなどコーヒー生産国からやってくる木の苗たち。
沖縄の土地に合い、実を付けるまでに育ってくれるのは僅かなようです。
チャレンジを繰り返してなんとか沖縄でコーヒーを育てたい、そういう試みなのかなと感じました。

私たちが伺ったタイミングは収穫期の最後あたりだったようですがまだ木に赤い実がたくさん付いているところを見ることが出来ました。
散策の後は実際にピッキングさせてもらいます。食べてもいいよと。
コーヒーチェリーは思っていたよりも甘く、ほんのり甘みのあるパプリカのような味でした。
イエローブルボンもありプリっと綺麗な黄色いチェリーでした。
コップ一杯分 完熟したチェリーだけを一つ一つ摘み取り収穫します。
このチェリーカップ一杯でコーヒー一杯分だそうです。

その後はコーヒーを精製、手鍋を使って焙煎、試飲をして体験はおしまいです。
焙煎をしたことがない人は植物だったコーヒー飲み物へ、どの様に出来ていくのかが直に分かるので楽しめるのではないかと思います。

私は焙煎はしているので新しさはなかったのですが実際にチェリーを見られて、そのチェリーの中にあるコーヒー豆を取り出し 豆の入っている姿を確認出来たのが興味深い体験でした。

豆を購入したかったのですが天候の影響もあり収穫量が少なく今は販売出来ないとのことでした。その時は農園内にあるカフェで提供される分だけ確保されているとのことでした。

チェリーの収穫体験もタイミングによっては二人で一杯分だけだったそうなので、その辺りが気になる方は事前に確認した方が良さそうです。
収穫の時期がいつか、収穫が出来るだけの実がなっているのか、豆の購入が出来るかなど。


沖縄のコーヒー農園 所感

実際に思っていた「農園」とは違いました。
私の知っている、イメージする農園は生産国の農園だったので規模が全く違うようです。
沖縄でのコーヒー栽培は30年ほど前から始まっていたそうです。
今も試行錯誤している途中という印象でした。

天候にはかなり左右されるようですが、そもそもの農園で収穫出来る量も多くはなく、販売が出来ても一部の農園を知る人に渡るくらいなようでした。
沖縄に行けば沖縄産のコーヒーがどこかしらで買えるのだと思っていたのですが、実際にはそんなに出回るほどの量は無いようです。

なので沖縄のコーヒー農園の方たちはコーヒーを栽培してその豆を販売して生計を立てているわけではなさそうです。
全国のロースターや企業から依頼があるのかそのコーヒーを代わりに育てることもされているようで木にネームプレートが付けてありました。
クラウドファンディングで自分の木を植えたい人を募ったりもしていたようです。

農園の方から聞いたのですが「農園ビジネス」(おそらく観光客向けの見学施設にするなど?)を始める人は結構いて、でも続かずに辞めてしまうとか…
沖縄だけでなく現在は本州の何か所かビニールハウスを使ったコーヒー栽培をしているところもあるそうです。育つのでしょうか…?
観光客に向けたビジネスとしてやろうとする人もいる…と聞くと何となく少し残念な気持ちになりました。ビジネスとはそういうものなのかもしれませんが、消費者として無知で行きたくはない…。
純粋に「農園」だと思って行くとそうではないことが今後あるかもしれません。
詳しい日本のコーヒー農園事情は分かりませんが私が実際に行って知ったこと、個人の感想です。

コーヒー農園を見学出来る機会はなかなかないと思うので、興味がある方は行ってみてもいいかと思います。(割とお高いですが。)

近くには人気のカフェ波羅蜜、カレー屋さんのスーリヤ食堂、コーヒーショップ COFFEE SENTIというお店などありました。

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