ラフランスと謎のフルーツたち

今年は秋のフルーツが手に入りやすくて嬉しい。
ラフランスをたくさん買ってお菓子に使ってみた。

ラフランスは熟すととろとろになるらしくスプーンですくって食べられると。
そんなのしたことない。

わくわく楽しみに10kg注文し、箱にぎっしりのラフランスが届いた。
おしゃれなカラーリングの黄緑に茶色の模様 秋らしくて形も均等じゃなくてかわいい…

まだしっかりと固く、熟すと青いのが茶色になっていくらしい。
早く食べたい気持ちで毎日変化を観察していましたが一向に柔らかく茶色くならない。運送中にラフランス同士がぶつかって当たり合っていたであろう部分が痛み始めている。これは熟すよりも先に痛んでいる部分から悪くなっていくのでは。分からない…。まだまだ全体的に固いけど切って食べてみることにした。やっぱり固い。味もそんなにない…。これはラフランスなのか?ラフランスのこと、何も分からない。その後も待てど暮らせど熟していかなくて念願のスプーンすくい食いが出来ず、悪くなってしまうのが怖くて、コンポートにするレシピを見つけたのでやってみることに。コンポートは固い梨でもいいとのこと。白ワインにスターアニスやシナモン、クローブを一緒に入れて短時間煮る。意外と簡単。どんな味になるのかな。洋梨のコンポートを使った焼き菓子はよくタルトなんかがあるけどあんまりおいしいと思わなかった。食べたことがあるのは多分それくらい。ほぼ缶詰の洋梨をそのまま使っていると思うので缶詰はどんなものでも缶詰特有の味がしてどうも苦手です。さてうちのラフランスのコンポートはどうなったか、冷めてから食べてみました。めちゃおいしい!なにこれ、外側らとろっとして真ん中の芯に近い部分らしゃきっとした梨らしい食感も残っていて…とにかく他にはない食感!作りたてのコンポートってこんなにおいしいの?スパイスと白ワインの香りも優雅で洗練された雰囲気。おいしいです…そのまま生で食べるラフランスへの憧れはまだあるけどこのコンポートはやってみてよかった。このコンポートを使ってタルトも作ってみました。フランスの伝統菓子でタルトブーダルーというそう。これがまたおいしい。タルト生地にアーモンドクリームを伸ばし、コンポートをのせて全部一緒に焼く。タルト台だけを別で先に焼いたりもするけどこちらは3つのパーツを一度に焼くので焼き具合が難しく何度も試しているところ。コンポートはあんずくらいしか作ったことがなかったけどラフランスはかなりおいしくて発見でした。

夫のいちばん好きな飲み物がラフランスジュースだそうです。
ラフランスジュースなんてあった?と聞くと、子ども時代に毎日行っていた近所の公園に紙カップで出てくるタイプの自販機(サービスエリアとかにあるやつ)があって、それにラフランスジュースがあったらしい。それがおいしかったからラフランスは好きな味で思い出の味らしい。そういうのいいなぁ。
でも本物は見たことも食べたこともなかったと。
私もそうで、ラフランスっていう名前がまずフランスって入ってるやんっていう意味分からなさとお洒落感で突如日本のフルーツ界に現れた帰国子女転校生的な位置付けだったと思う。

実物は見たことないのにラフランス味の何かだけはけっこうあったりして、そういうフルーツって、青りんごとかピンクグレープフルーツとかカシスとかザクロとか…考えてみるとけっこうあるなぁ。
ライチとかも初めて実物を食べた時はびっくりしたなぁ…なんかグロくて。
今では今回のラフランスのように、産地から取り寄せたりも簡単に出来るようになったし実態を調べようと思えばいくらでも情報が出てくるようになった。子どもの頃のあのなんとか味しかなかったフルーツたちの謎が溶けていく。ラフランスって本当にあるんや。

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